1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:52:27.46ID:
/HTbP8E/0
今日の昼12時すぎ
北総線~都営浅草線での出来事
立ったら書く
4:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:53:39.99ID:XIT+zjCa0
立ってないよ
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:55:32.21ID:
/HTbP8E/0
立った
一応スペック
俺
身長179体重68kg
チキンハート
おっさん
身長160くらいちょいデブバーコードハゲ
千と千尋に出てくる顔なしに似てる(重要)
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:01:37.75ID:061lAdDE0
いや、語るなって
16:
忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2012/05/05(土) 21:56:57.77ID:QeFO5fjh0
誰も書けって言ってないのに
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:00:30.43ID:
/HTbP8E/0
そのおっさんは高砂から乗ってきた
車内の混雑状況は席は全部うまってて立ってる人がチラホラいる感じ
そんで俺の横に立つおっさん
おっさんの目の前にはミニスカ黒タイツのお姉さんが座ってる
周りをキョロキョロと見回すおっさん
…と 次の瞬間!!!
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:04:57.04ID:
/HTbP8E/0
何故かおっさんはスマホのカメラを起動する
周りから見えないように自分の股間辺りでスマホを弄ってるけど身長差のおかげで上から見下ろす形になる俺には丸見え
とりあえずおっさんの動向を見守る
するとおっさんピントをお姉さんの足に合わせて一枚パシャり
まぁ別にここまでは何かの間違いかもしれないし俺も穏やかな気持ちで電車に揺られていた
34:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:08:26.67ID:
/HTbP8E/0
引き続きおっさんの動向を見守る
おっさんは、今度はお姉さんの上半身も収まるようにカメラでもう一枚パシャリ
にやつくおっさん
まだ俺は黙って見守る。このおっさんは手が滑っただけかもしれないのだから
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:11:18.27ID:
/HTbP8E/0
そしておっさん
二ヤつきながら今度は連射モード?でお姉さんの足を撮りだす
画面に4分割され映し出されるお姉さんの足
シャッター音は全く聞こえない
この辺りで薄々気づき始めた
これ盗撮じゃね?
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:15:37.66ID:
/HTbP8E/0
辺りを見回す俺
誰もおっさんの盗撮には気づいていない
満足そうにスマホを眺め、画像を保存するおっさん
どうすればいいのだろうか
目の前で犯罪行為を目の当たりにして動揺を隠せない俺
だがしかしこのまま黙ってこのおっさんの思惑通りに事を進めるわけにはいかない
俺はおっさんの肩を叩いた
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:16:26.28ID:5HO1spS00
おっさん肩こってますね、と。
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:18:14.27ID:
/HTbP8E/0
俺「今何撮ってたんですか?これって盗撮ですよね?」
おっさん:「……」顔無しみたいな顔でニタァと笑うおっさん ひたすら不気味
俺:「……」
おっさん:「窓…窓を撮ってたんだよ」
俺:「は?」
おっさん:「景色を撮ってたんだよ」
俺:「お姉さんの足撮ってましたよね?」
おっさん:「……」ニタァ
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:20:58.82ID:E+Ico/K90
人を見かけで判断すんなや!!!!!!!!!!
窓だって撮りたくなるわ!!!!!!!!!!!!
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:22:36.48ID:5Ab1mPcd0
お姉さんっぽい窓かもしれないだろ
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:22:51.00ID:eUpZqUcA0
本当に窓撮ってたんだけど・・・
つか勝手に人のスマホみないでくれる?
56:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:22:51.76ID:
/HTbP8E/0
俺:「というかイヤホン外して下さい」
おっさん:「…」にやつきながらイヤホンを外す
電車の走行音がでうるさいし近づかないと声が聞こえないから俺がかがんでおっさんに話しかけてるような状況
おっさんの顔と俺の顔の距離は10cmくらい。超近い。
俺:「もっかい聞きますけど盗撮ですよね?」
おっさん:「いやぁ……ね……」
俺:「……」
おっさん:「……」
こっちもノープランで話しかけちゃったからこの後どうすればいいのか戸惑う
そしておっさんは未だにニヤニヤしている
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:27:14.20ID:
/HTbP8E/0
俺:「じゃあさっき撮った画像見せて下さい」
おっさん:「……」
俺:「見せて下さい」
おっさん:「……」
おっさんニヤつきながら右手をグーの形にしてぷるぷる震わせながら俺の顔の位置くらいまで手を挙げる
やべっ殴られると思って俺のチキンハートがkskしだした
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:25:08.57ID:VvLcfXZii
ちょっと面白い
66:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:34:49.09ID:
/HTbP8E/0
この時のおっさんの顔が本当に不気味だったんだよ
何で脅えるでもなく焦るわけでもなく俺に盗撮を指摘され危機的状況にいるにも関わらず
不敵な笑みを浮かべられるのかと
ここにきて俺は怖気づいてきた
今俺は得体のしれない者を相手にしてしまっているのかもしれないと
百戦錬磨の強者相手に今の俺は、勝てない
おっさんのぷるぷる震える拳が俺の顔付近まで到着した時、俺は折れてしまった
俺:「じゃあ……窓撮ってたんですね?」
おっさん:「フフ…」ニタァ
おっさん:「そうだよ…」
俺:「そうですか…」
何故かいっきに窮地に立たされる俺
助けを求め辺りを見回すが誰も加勢してくれる様子はない。当たり前か
おっさんが撮ってたお姉さんはきょとんとした顔でこちらを見ている
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:39:46.88ID:
/HTbP8E/0
俺:「……」
おっさん:「……」ニヤニヤ
俺:「じゃあもう撮らないですか?」
おっさん:「撮らないよ」
俺:「本当ですね?もうこういう事しないで下さいね」
おっさん:「ああしないよ。次で降りるしね。すぐ降りるし」
電車は押上に到着する
ニヤニヤしながらおっさんは降りていく
……と 次の瞬間!!
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:46:09.44ID:
/HTbP8E/0
お姉さん:「逃がすかよっ!」
お姉さんの上段回し蹴りがおっさんの顎を強打する
その勢いで車内にリターンし反対側のドアに叩きつけられるおっさん
お姉さん:「今だっ!!やれ!!!」
俺:「はい!!!」
俺は目にも止まらぬスピードでおっさんへの距離を詰め渾身の打撃を加えようとする
が しかし気づいたら俺はおっさんから距離を取っていた
嫌な汗が額を伝う
おっさん:「ほぉ……離れて正解だぜ。小僧…」
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:48:09.25ID:J7IPvWZX0
なんだこの展開www
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:51:08.53ID:
/HTbP8E/0
お姉さん:「……あんた、何かやってんだろ」
おっさん:「フフ…姉ちゃんの方は察しが良いねェ……」
俺:「…ック!」
俺:「お姉さん!ここは俺に任せて!!」
お姉さん:「ちょっとアンタ!!やめな!!!」
俺:「こいよ……おっさん」
おっさん:「フフ…ちょっとは楽しませてくれよ!そんじゃいく…ぞ!」
いきなり何かが俺の顔めがけて飛んでくる
すぐさま左手を上げガードする
が
ドゴォッ!!!!!
脇腹に鋭い痛みが走った
おっさんの右足が俺に左脇腹に当たっている
俺:「ッ…」
俺はバックステップでおっさんと距離を取った
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:55:48.74ID:79A5VE7b0
何このお姉さん、かっこいい
97:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:57:20.31ID:/4p0vWIF0
最近のおっさんは強いからな~
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:52:46.74ID:VvLcfXZii
燃える展開だな
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:58:11.85ID:
/HTbP8E/0
咄嗟に脇腹の骨が折れていないか確認する。折れてはいないがヒビは入っているだろう
(靴飛ばして、俺に顔面のガードをさせたところで運足で距離を詰め右中段回し蹴りで俺の左脇腹に強烈な一撃を加える)
(このおっさん……やっぱタダモンじゃねーな……)
おっさん:「おい小僧。もう終わりか?」
俺:「そんな訳ないだろッ!!!」
俺はおっさんに目打ちを放った
ドゴォッ!!!!!
顔面におっさんの蹴りが当たる
俺:「…!?」
慌てて下がるがおっさんは運足ですぐに間合いを詰める
バガッ!!!
またしても俺の顔面におっさんの強烈な蹴りが炸裂する
(まっ前蹴りか……!)
俺は素早く下がり顔面への蹴りに備え、いつでも片足タックルをできるようにした
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:02:23.21ID:
/HTbP8E/0
おっさん:「下がったって意味ねーぞぉ!!」
オッサンが間合いを詰め右足を動かした
俺:(来る……!タックルのチャンス…!)
俺は体制を低くした
が
ボゴォッ!!!
気づいたら再びオッサンの前蹴りが俺の顔面に入っていた
俺:「な…そんな…」
おっさん:「まぁ…そろそろ下から来ると思ってたよ」おっさんは薄ら笑いを浮かべながらそう言った
おっさん(倒れた…チャンス!)
おっさんは俯せに倒れている俺にのしかかりマウントを取ろうとした
106:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:09:58.45ID:
/HTbP8E/0
俺は右に反転し素早く立ち上がり、おぼつかない足取りで下がった
俺:「まずい…こいつ強すぎる…!」
腕よりリーチのある足で前蹴りをして先制し、下がった相手に運足で詰めより前蹴りを連発
地味だが、確実にダメージを与えられる
俺の動揺は大きかった
お姉さん:「ダメだよ。こいつにしょうもない攻撃は通用しない」
俺:「ック!」
おっさん:「お前偉そうなこと言ってた割には、一発も俺に攻撃当てられてねーじゃん」
俺:「じゃあ今から一発入れてやるよ…!」
(おっさんと俺とでは、俺の方が背が高い…だから……)
俺はおっさんの前蹴りが届く間合いの一歩手前に立った
(俺の方が…足のリーチがある…!!)
114:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:16:28.83ID:
/HTbP8E/0
ブンッ!!!
今度は俺の前蹴りがおっさんの顔面に入った
おっさんは途端に顔を抑える
俺:「それを待ってたんだよ」
俺はおっさんに密着するぐらい近づいた
俺:「アホだな…おっさん。顔抑えたらダメじゃん」
ゴッ!!!
俺の縦猿肘がおっさんの顎に入った
縦猿肘は肘を振り上げ、相手の顎や水月に放つ技である
近距離の攻撃ではかなり威力もあるので、非常に効果的なのだ
俺:「もらったぁ!!!!!!」
そして体をのけぞり
渾身の頭突きを放った
はずだった
116:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:19:33.43ID:
/HTbP8E/0
ゴキィッ!!!!!!
実際は頭突きした瞬間に今度はおっさんが縦猿肘を繰り出していた
俺:「うぅっ……」
俺の鼻が折れた
おっさん:「どらぁぁっっ!!!」
おっさんは一歩下がり勢いをつけて右下段蹴りを放った
俺:「うぅっ…ぁっ!」
あまりの痛みに呻きながら膝を地面についてしまった
おっさん:「青い青い……だが…まぁまぁだったぜ?」
ズゴォッ!!!!!!
おっさんの左中段回し蹴りが俺の後頭部に当たった
俺:「……っっ!!」
俺はその勢いのまま。左横に倒れた
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:21:40.34ID:qgDqzlH50
おっさんほぼ前蹴りしかしてねえ
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:22:21.96ID:
/HTbP8E/0
妹:「ま…負けた…?お兄ちゃんが…負けた…?」
偶然にも同じ電車に居合わせおっさんと俺のバトルを見ていた妹の声は、震えていた
お姉さん:「……」
俺:「くそっ……」
意識はあるのだけれども、体がピクリとも動かない
おっさん:「ふぅ……マジびっくりしたぜ。まさかこの俺が二回も攻撃を受けるなんてよ」
おっさんは鼻血を拭いながらそう言った
124:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:29:27.56ID:
/HTbP8E/0
お姉さん:「……」
おっさん:「あんたはかなりやりそうだな……どうする?今からやるかい?」
お姉さん:「手負いの状態のあんたを倒したって意味はないわ…」
お姉さん:「この男の子の敵を取るのは、この子自身」
お姉さん:「今から半年後、再びあなたの前に現れるわ」
お姉さん:「よいしょっと」 お姉さんは片手で俺の体を抱きかかえる
妹:「ちょ、ちょっと!お兄ちゃんをどこへ連れてく気ですか!!」
お姉さん:「フフ……秘密……」
こうして、俺とお姉さんの特訓の日々が始まる
電車で盗撮してるおっさんに話しかけたった第一部 完
第二部
2012年 夏 公開
Coming soon...
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:10:09.22ID:cOJxuT4K0
おわり
86:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:47:26.55ID:eUpZqUcA0
釣り乙
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:04:41.92ID:CzLynQJU0
何だ嘘か
129:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:35:15.88ID:
/HTbP8E/0
まあ皆さんお気づきの通り>>73までは完全実話です
126:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:32:14.88ID:gMlFlIb90
普通に戦闘描写うまいな
108:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:10:54.02ID:J7IPvWZX0
ジャンプとかで連載されそうだ
64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:31:38.63ID:gBzInTtb0
こういう場面に出くわしたい
- 関連記事
-